無口な奴が意見を言う、物珍しきことよ。

「午後眠らないコーヒー」は二回目だから耐性が付いたのか、
飲んでいる途中は別に苦しくなりませんでした。
それを飲んでも眠くなるほど今日は寝不足でキツかったのですが。
ども。
 
俺の通う高校の学園祭は、文化祭二日と体育祭一日の三日間からなっています。
それで今日は放課後の補習が終わった後、文化祭の合唱コンクールで歌う曲やらを決めていたのですが、
それで、団(早い話が合唱コンクールと体育祭でのチーム)のキャッチフレーズを決める話し合いも行われました。
俺は悩んでいました。
頭に浮かんだフレーズを言ってみるかどうかを。
俺は極度のビビリです。
こういうときに何か言って、自己嫌悪に陥るような状況にならないかなどと恐れてばかりいます。
我ながら情けないですが。
頭を抱えてブツブツいい続けます。
俺「言うべきか言わないべきか・・・・・。」
そうしている間に、いくつか意見が出て、司会の団長、T崎は言います。
「他にありませんかー?」
・・・・・・・・・・・・・・ええい!
手をそっと上げる。
すぐには団長は気付かなかったが、他の奴が言う。
「クロック!クロックが手を上げとるよ!」(いや、実際はもちろん本名で呼ばれましたが)
ただ意見が一つ増える、それだけで何故か教室が騒がしくなった。
ちょ、ちょっと待ってくれ。何故俺が提案しようとするとそこまで騒ぐんだよ!
言いづらいよ!まぁ普段俺はこういうときに傍観してばかりだけどさ!
とは言え、もう引き返せない。
言ってやるよ!万雷の拍手を送れ世の中のボケども!(ヤケ)
俺「○○○・・・・・!」
ずっと不安だった。「緑」をテーマにと言われた時、すぐ浮かんだが、スベりを恐れていた。もう使い古された言葉でもあった。
 
うわ!何故大歓声!
どうやらみんなは、普段オーラのない、影が薄い少年がこういう時にでしゃばったのが面白かったようです。
隣の席、S藤は言いました。
「まさかそれを言うか言わないかだけで悩んでたの?」
みんなは俺がビビりだと言うことを知りません。
 
そしてすぐに挙手での投票が開始。
基本的に、どうしても勝ちたいと思ったとき以外、俺は自薦を嫌うので、他の人が提案したフレーズに手を上げる。(上手いフレーズだと感心したと言うことも大きいが)
すると、一同大ブーイング。
「何で他のに手を上げてるのー!?」
「自分で提案したくせにー!!」
いやもう本当にすいません。いや自薦するほどの物でもないですし・・・。
 
結果。
勝っちゃいました。
こんなんでいいのかみんな、本当に。
 
他のを押している人の中に俺が言ったフレーズをありがちだと批判する人がいました。
ヘッ、ひがみか?(態度急転)
ありがちかどうか、テメェで確かめな!
http://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=%BB%A8%C1%F0%BA%B2
 
ゴメンナサイ。orz
サイト検索にまで引っかかってるし!
元ネタは上原でしたね。同じクラスの人(特に俺の意見を推してくれた人)が検索しないことを心の底から祈ります。
 
ちなみに、俺が「雑草魂」と言ったとき、団長のT崎が黒板に
「雑草わらし」と書き記したことは深くみんなの記憶に刻まれたようです。
いやー、オイシイ所を持っていかれたなぁー。